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『私の叔父さん』 [小説]

「いやぁ~、最近ホント駄目っすね・・・。何がって?決まってるじゃないっすか、『だいず』のブログの更新っすよ。ったく、何回“更新遅れてすみません・・・。”を繰り返せば気がすむことやら・・・。ホント、あいつやる気あるんっすかね・・・?どう思います、店長?」

こんな声が聞えてくるわけではありませんが、更新したいと思いまする・・・。

さて、今回のテーマは“本”です。読書の秋でもないし、最近良い作品に出会ったわけでもありません。ただ、やっぱりこの作品に何度も魅せられております。この作品はブログでも何回か紹介しているので、前書いた記事と内容がかぶる可能性もあります(苦笑) でも、ホント良い作品です!

恋文

恋文

  • 作者: 連城 三紀彦
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1987/08
  • メディア: 文庫

おなじみの、連城 三紀彦氏の代表作『恋文』です。俺はこの短編集にある『私の叔父さん』が大好きです。この作品に出会ってから2年余りが経つのですが、いまだに読み返すことがあります。というか、さっきまで読んでいました(笑) そして、また泣きました(泣) やっぱり感動しますもん。話の内容を明かさない程度に解説しますと⇒この物語の主人公は、簡単に言えば“過去”を引きずっています。その“過去”は言うまでもなく物語の重要なポイントであり、物語の基盤となっていると言ってもよいでしょう。この作品は作者の得意とする、ミステリー小説を書く時と同じ技法を恋愛小説に用いたものであると考えられます。登場人物(この場合は主に主人公)の心理状態、その気持ちの変化こそがミステリーのなのです。人の心の変化というものは、言うまでもなく複雑です。その変化の表現に、読者を惑わせていくミステリーの技法を使うのは非常に有効だと思います。この作品は、そこまで色濃くこの表現を用いたものではありませんが、やはりその効果もあると思います。まあ、俺のショボイ解説ではこれぐらいのことしか言えませんが、なにはともあれこの作品は本当に泣けます。強引なまとめ方ですが、結局のところなぜ泣けるかなんて追求できません(苦笑) とにかくみなさんに読んでいただきたいです。俺としてはそれが一番ですから。なんなら、貸せる人には喜んで貸します(笑) 貸せない人は、本屋さんにGO!です(笑) 『私の叔父さん』を読んだ人の感想をコメントでもらうのは、俺の夢でもあります・・・。

ではまた♪


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コメント 8

津市

どーも津市です。よしなに。だいずさんのブログに初コメしてみました(´∀`)本は結構読む方ですが技法がどうのとかって解説したり出来ないので出来る人は結構すごいと思ったりしてますw恋文ですか書店で見掛けたことありますな~まだ読んでない本が山を作ってますが(比喩とかじゃなく実際に)後で読んで見ますよ(☆д☆)bそれではこのへんで!w
by 津市 (2006-03-29 02:10) 

綺那

お久しぶりです~♪
恋文って聞くと、ELTしか出てこない未熟者・綺ですww
そんな本あったんだ…今度猫にゃんのバイト先に行って探して来ます(*´艸')

津市は本当に本の山作ってるからね(^ー^;)
綺もその山にお世話になっていますww
技法とかはあたしも語れないわ!w
「え?何?もう1回言ってw」って何度も聞くと思いますww実際何回か読み返しましたから(ぁw

最近はずっと読みたかったダ・ヴィンチ・コードを読んだので、満足して本屋に行ってません(ノ△≦)
基本的にフィクションが好きだったりしますが、薦められた本は読む質ですww

いつも通りまとまらないコメントで…失礼しましたw
by 綺那 (2006-03-29 14:36) 

だいず

>津市さん。
はじめましてだいずです。俺は連城 三紀彦氏の作品は30冊ぐらい持っていますよ(笑) その他の作者の作品は全然わかりませんが・・・。読書は心を落ち着かせてくれる、ホント大切なものです。これからも遊びに来てください♪

>綺那さん。
いつもコメントありがとうございます。“恋文”はホントに良い作品です。あっ、昨日貸そうとしてたのに結局貸せなくてすみません(汗) “恋文”を読んで、他の連城 三紀彦氏の作品が読みたくなったらいつでも言ってください。(←勝手ながらkitijouziさん経由で。) 絶版モノもありますので。
by だいず (2006-04-05 12:02) 

とおりすがり

「わたしのおじさん」は、ずっと昔、フジテレビの番組改変時期の深夜枠でドラマ化されてたのはご存知ですか?ヒロインが(あれ、母親だったかな)確か村上リカコだったのには興ざめでしたが、泣きましたよ。
by とおりすがり (2006-11-28 23:06) 

だいず

>とおりすがりさん。

初&貴重なコメント感謝です!!!

『私の叔父さん』が映像化されているのは
知っていましたが、
そこまでの詳細は知りませんでした。
ありがとうございます。
俺も観たいものです。

またコメントくださればと思います。

ではまた。
by だいず (2006-12-03 23:02) 

あの人

初めまして。掘り起こしてすみません><

「近親婚の年金受給資格」の判決で『私の叔父さん』を思い出してGoogleからきました。

今なら構治と有希子は幸せに暮らせるのかもしれない、とか思っちゃいましたね。
お姉ちゃんも理解がありましたので。

今でも、幼い有希子が自転車ですっころんだけど目にいっぱい涙をためながら泣くのをこらえている場面や、下着を構治のパンツと一緒に干している場面、「ア・イ・シ・テ・ル」とふざけている(ように思えた^^)の場面、「今日、私きれいだから」の場面とかが鮮やかに思い描かれます。
#ドラマは見ていません(笑)

ともかく、現実は簡単ではないようですが、こんな恋愛があってもいいんじゃないかと優しい気持ちになれる作品だと思います。
by あの人 (2007-03-10 16:02) 

だいず

>あの人さん。

こちらこそ初めまして。
当blogにようこそです♪
何故か初めてな気がしないのは、
同じ作品を好きなことからでしょうか?(笑)

掘り起こしちゃって全然かまいませんよ♪
こうやってコメントいただけることが
書いてる人間にとってはありがたいです。

『私の叔父さん』は本当に泣けます(感)
物語のクライマックスなんて、
もう涙なしでは読めません(感)
このblogでも紹介している、
『流れ星と遊んだころ』もオススメです。
読んでいただければと思います。

これからもよろしく恩願いします。

ではまた。
by だいず (2007-03-13 10:21) 

就活中色男

私の叔父さん、僕も大好きです。あの短編集自体素晴らしいですが、やっぱり私の叔父さんが一番のお気に入りです。そうじゃなければこのブログにたどり着いてません。
同じ作品を愛する人に出会えた喜びから、つい書き込みしました。それじゃあ、たぶん、永遠にさようなら!
by 就活中色男 (2008-02-19 17:49) 

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